みなさんこんにちは。
インスタグラムアカウント「ハル|現役人事が教える転職の攻略本」及び、転職スクールを運営していますハルです。
まずは、日頃からインスタグラムを見てくださり誠にありがとうございます。2022年4月からインスタグラムを時初めて約半年で1万人の方にフォローをしていただき、現在は約3万人の方にフォローしていただいています。
現役の人事として日々感じることや転職の攻略本になるような内容を思うがままに投稿している日々ではありますが、毎日多くの方からDMで相談をいただいたり、優しいお言葉をいただける事に心からありがたく嬉しい気持ちになっています。みなさんのご支持あってこその僕なのでこれからもみなさんの為になることを全力で行なっていきます。
まずはインスタグラムやスクールを始めた理由と経緯をご説明します。
全ては自分自身の初めての転職活動にあります。
僕は新卒で入社した会社をたった3ヶ月で退職しました。実際には1ヶ月前には申告するという就業規則があったので入社して2ヶ月目には「来月末で退職します」と伝えています。
当時はまだ転職が今ほど当たり前の時代ではなかったですし、3年働く事が美学として成り立っているような時代でした。ある程度想像していましたが、想定より多くの非難の声が上がったのを今でも強く覚えています。
家族には「我慢しなさい。」「どこにも行けないよ。」、会社の上司からは「何いってんだよ。」「早すぎない?」、転職活動の応募企業からは「甘いんじゃない?」「本当に続けられるの?」とかなり厳しい言葉をもらっていました。
そして想像を遥かに超える厳しい転職活動でした。書類選考で落とされるのが当たり前。コミュニケーションが我ながら得意だと思っている自分がいたので、会ってくれさえすれば魅力をこれ見よがしに伝えられるのに。とやり場のない怒りにも似た不甲斐ない感情と戦う毎日でした。
転職エージェントからも特別決定的なアドバイスをもらえるわけでもなく、「次、これ応募してみましょう!」と言われるがままに応募するも落ち続ける絶望的な時間でした。
「転職活動にはルールがあるのでは?」と。
ドラマにでもなりそうなくらいスパッと書類が落ちることが50社ほど続くと面白いことに一喜一憂しなくなり、テッシュ配りのバイトをしているかのような気持ちになっていまいた。
そんなある時、転職エージェントに「なんで落ちたか確認してもらえますか?」と尋ねてみたとろ、企業から帰ってきた答えは、
「退職理由的に不安だったので。」
そこで初めて「転職活動って言っていい事と言っちゃダメな事があるのか。」と気づく事ができました。不採用の嵐をくらっていた退職理由は
「前職の勤務体制がかなり悪く、体調を崩して働く事が困難になった為」
と伝えていまいた。その勤務体制とは、1日15時間近く働き、休憩時間は15分程度。残業という概念がなく、残業申請なんてする人は誰1人としていませんでした。その結果、入社1ヶ月程度で体調を崩し、毎日貧血を起こすようになっていました。
応募企業に退職理由を詳しく聞かれたときは包み隠さずありのままを伝えていました。
今では「そりゃ落ちるわな…」と思えますが、退職理由をありのまま伝えてはいけないなんてエージェントはおろか誰も教えてくれませんでした。
そう、退職理由だけでなく志望動機や面接で聞かれる質問は基本的に「採用するメリット」につなげて回答することが前提です。
転職活動は学校でも会社でも教えてくれないので誰もがうまくいかなくて当然だとは思いますが、転職活動のルールやあれこれを「知る機会」がないということに転職活動を終え、社会復帰をして働きながらでもずっとモヤモヤしていました。
無事転職活動を終えることができた僕は、営業職に転職しました。「転職活動」に疑いに近いような気持ちを持っていた僕は人事になって採用する目線から「転職活動」を見てみたいと思うようになっていました。
営業で成績を出してから自発的に知識とスキルを身につけ人事の仕事をもらったり、副業としても採用ブランディングや採用面接の仕事をいただいていました。
人事になって実際に採用業務をしてみて驚愕したのが、転職活動で苦戦した自分に似た人がとても多いという現実でした。年々転職というものが当たり前になっていて、僕が転職活動をした時より遥かに転職活動は当たり前でスムーズになっているのだろうと思っていましたが、
実際のところは全く変わっていなく、優秀な人なのに、本来は採用されるはずなのに不採用にせざるを得ないという状況がかなり多かったのを覚えています。
自分と似た状況で転職活動に苦戦している人を見るたびに手助けしてあげたい気持ちに駆られていましたが、僕はあくまでも採用する側の人間で、サポートして入社してもらうのは会社的には「違う」んだろうなとここでも不甲斐なさを感じていました。
かなり多くの人が転職活動に苦戦していて、「自分」と向き合うことに大きな壁を感じながらも手探りの状態で転職活動を進めているのです。転職活動は孤独に感じますが、悩んでいるのは1人ではないのです。
人事になってより強く思うようになったのはこの気持ちでした。転職活動は今では当たり前の時代なのに、未だにスムーズに転職活動が進まないことが多すぎるのです。
自己分析から始まり、応募する職種や業界を決めて、転職の軸を固めたら、応募する企業を探して、受かるための書類を作成して・・・など
明確にやらなければならない事が沢山あるうえに、応募企業の実際の職場の雰囲気や上司の性格、会社全体の空気感など分からないことも多すぎるのです。
何度かインスタグラムのライブやストーリーで言っていますが、人生の多くの時間を占めるのが仕事です。だからこそ、転職活動はとても大切で、自分の人生を良くも悪くも変えてしまう可能性が大きいのです。
そんな人生にとって大切な存在である「仕事」を選ぶための転職活動がこんなにも鈍臭くて、ましては会社に入ってみないと分からないことの方が多い現実を少しでも解消したいと心底思ったのです。転職活動に本当に苦戦して、現役の人事でもある僕ができることはなんだろうと考えたときにSNSを使って少しでも多くの方の手助けだと気が付きました。
それでもインスタグラムの投稿やインスタライブだけでは皆さんにお伝えできることはごくわずか。本当の意味で手助けができているのか?と考えた時に疑問が湧きました。
やはりインスタグラムだけでは皆さんの悩みを解消しきれていなく、誰もが納得のいく転職ができるようにするには一方的に情報を提供するだけではなく、一人ひとりに合った方法で接していく必要があると考えました。
もちろん今すぐに日本中全ての人の手助けをするのは難しいですが、僕のインスタグラムをフォローしてくれている方であれば手を伸ばせば一緒に理想の転職を叶えられると思い、転職スクールを始めようと思いました。
このスクールの目的は「転職すること」だけではありません。転職活動にはいくつかのフェーズがあり、それぞれ大きな目的があります。
大前提として、今では転職が当たり前の時代。これからさらに当たり前になってきます。そうなってくると評価されるのはこれまでの経験や知識だけではなくあらゆる環境に馴染め、その環境で自分の力を惜しみなく発揮できる力、自分と向き合い、本質を見つけ出すことで最適な選択をすること。長期的なキャリアを見据えたうえで自分の環境を選ぶことなど。
総じて「転職スキル」と呼びます。
この転職スキルを身につける事が大きな目的です。
この転職スキルがこれまでの経験や知識と同じくらい重要なものになってきます。これを身につけることができる人は自分自身としっかりと向き合い、自分の価値観や適正を言語ができ、自分の人生において何を選択するのが有効なのか分かるようになります。
結果的に「転職」や「仕事」だけでなくこれから生きていくうえで大事なものを身につけられると思っています。転職スキルを身につけることで自分を「理解」することができ、これからの人生を自分の選択でさらに良いものにする事ができるのです。
ただ転職するだけでは、入社して思っていた会社と違った時、家庭の事情や結婚などで転職を余儀なくされたときにまた同じ悩みで苦戦してしまいます。そうならないよう、転職スキルを身につけ、日々の仕事でさらにスキルを高めていってほしいです。
もちろん仕事だけが人生ではありません。しかし人生の多く時間を占めるのが仕事だからこそ、本気で納得のできる環境に転職してほしいと思っています。
この「納得できる環境」というのは人によって大きく変わってくるもので、年収が高い環境なのか、心からやりたい仕事なのか、仕事以外を充実させるための仕事なのか。これには正解はなく、色々な答えがあってほしいです。
このInstagramや転職スクールを通してあなたの人生がさらに良いものになるきっかけの1つになってもらえたら本望です。